フリート契約とは?ノンフリートとの違いと10台の数え方

フリート契約とは、契約者が所有・使用する自動車の総契約台数が10台以上の場合に適用される、自動車保険の契約方式です。9台以下の場合はノンフリート契約と言い、保険料の決まり方や事故が起きたときの影響が異なります。
 
特に、社用車が10台以上になると、「フリート契約」と呼ばれる契約方式の対象になります。社用車が増えたタイミングで契約内容を見直すことは、保険料の負担や車両管理の方法を検討するきっかけにもなります。
 
この記事では、法人向け自動車保険のフリート契約とノンフリート契約の違い、等級の考え方や事故による保険料への影響、社用車が増えたときに確認したいポイントを解説します。

※当社のお客様は、契約内容の変更や事故のご報告をLINEで受け付けています。

LINE公式アカウントの友だち追加はこちら


 

1. フリート契約とノンフリート契約の主な違い


法人の自動車保険には、契約者が所有・使用する車両の台数などに応じて、「フリート契約」と「ノンフリート契約」という区分があります。
 
一般的に、対象となる自動車の総契約台数が10台以上の場合はフリート契約、9台以下の場合はノンフリート契約となります。台数の数え方や対象となる車両の条件については、保険会社や契約内容に応じた確認が必要です。
 
  フリート契約 ノンフリート契約
対象となる台数 原則10台以上 原則9台以下
保険料の決まり方 契約車両全体の保険料や
保険金の支払実績などをもとに決まる
車両ごとの等級や
事故歴などをもとに決まる
割引・割増の単位 原則として契約者単位 原則として車両ごと
事故が影響する範囲
特定の車両の事故が契約全体の保険料に影響する可能性がある
原則として
事故を起こした車両の契約に影響する
 

10台の数え方


フリート契約の対象となるかどうかを確認する際は、社用車の台数の数え方にも注意が必要です。主なポイントは次のとおりです。
 
・複数の保険会社に分けて契約していても、対象となる車両の台数は合算して数えます。
・台数の数え方や合算の条件は契約内容によって異なるため、詳しくは保険代理店に確認しましょう。
・9台以下でも、複数台をまとめて契約することで割引が適用される契約方式を用意している保険会社もあります。名称は保険会社によって異なり、「ミニフリート」などと呼ばれるものもあります。

社用車が増えた際は、フリート契約への切り替えだけでなく、利用できる契約方式や割引制度についても確認しておくとよいでしょう。
 

2. 等級の考え方と事故による保険料への影響


上記の図でも比較したように、フリート契約とノンフリート契約では、事故が保険料に反映される仕組みが異なります。
契約方式の違いを理解しておくことは、社用車の保険を管理する上で重要です。
 

ノンフリート契約は1台ごとの等級が基本


ノンフリート契約では、車両ごとに1〜20等級の区分が設けられ、等級に応じて保険料の割引・割増が適用されます。
 
初めて契約する場合は、所定の条件に応じた等級からスタートします。その後、原則として1年間無事故で所定の条件を満たすと、翌年の等級が上がります。
 
一方、保険金が支払われる事故を起こした場合は、事故の種類などに応じて等級が下がり、翌年以降の保険料が上がることがあります。事故の内容によっては、等級に影響しない場合もあります。
 
このように、ノンフリート契約では、原則として事故を起こした車両の契約に等級への影響が反映されます。ただし、契約内容や事故の種類によって取り扱いは異なります。
 
 

フリート契約は車両全体の事故実績が影響する


フリート契約では、ノンフリート契約のような車両ごとの等級制度ではなく、契約している車両全体について、支払った保険料に対する保険金の割合(損害率)などをもとに、契約全体の保険料の割引・割増が決まります。
 
そのため特定の車両で起きた事故が、契約全体の保険料に影響する可能性があります。
事故の件数だけでなく、支払われた保険金の額なども保険料に影響するため、高額な保険金の支払いが発生した場合には、翌年度以降の保険料が上がることもあります。
 
フリート契約では、個々の運転者への安全運転指導に加え、企業全体で事故を減らすための取り組みが重要です。

 

3. 社用車が増えたときに見直したいポイント


社用車の台数が増えると、保険の契約区分だけでなく、補償内容や管理方法も見直す必要が出てくる場合があります。増車のタイミングで、次のポイントを確認しましょう。
 
 

契約台数と契約区分を確認する


社用車を増車する際は、現在の契約台数を確認しましょう。対象となる自動車の総契約台数が10台に達する場合は、フリート契約への切り替えなど、契約方式の確認が必要になります。
 
ただし、車両の所有・使用状況や契約条件によって台数の数え方が異なる場合があるため、保険代理店に確認することが大切です。
 
 

保険料と事故実績を確認する


車両が増えると、保険料の総額も増える可能性があります。保険料の安さだけで判断せず、補償内容や事故発生時の影響も含めて比較しましょう。
 
特にフリート契約では、車両全体の事故実績が保険料に影響するため、事故の発生状況や保険金の支払い状況を定期的に確認することが重要です。
 
事故の傾向を把握し、必要に応じて安全運転研修や運転ルールの見直しなどを行うことも、事故の防止につながります。
 
 

補償内容と管理体制を見直す


車両の用途や使用する従業員が変わった場合は、契約内容が実態に合っているか確認しましょう。
 
例えば、次のような点が見直しのポイントです。
 
・対人・対物賠償の補償内容
・車両保険の必要性や補償範囲
・運転者の範囲や年齢条件
・車両の使用目的や使用状況
・事故報告や車両入替の社内ルール
 
複数の車両を管理している企業では、車両ごとの契約情報や保険の更新時期を一覧で管理すると、手続き漏れを防ぎやすくなります。
 
 

LINE公式アカウントからのお手続き・ご連絡


社用車の増車や入替、事故が発生した際は、保険会社や保険代理店への連絡が必要です。
連絡先や手続き方法をあらかじめ確認しておくと、いざというときも落ち着いて対応しやすくなります。
 
当社のお客様は、契約内容の変更や事故のご報告をLINEで受け付けています。
 
車両入替:
LINEのメニュー「その他の契約内容変更」からご連絡ください。
 
事故のご報告:まず負傷者の救護と安全の確保をしてください。けが人がいる場合は119番へ連絡します。交通事故は、物損事故であっても警察(110番)への届け出が必要です。そのあと、LINEのメニュー「事故のご報告」からご連絡ください。
 
写真や書類の送付:
LINEのメニュー「写真や書類の送付」から送信できます。


LINE公式アカウントの友だち追加はこちら


 

4. よくある質問

 

Q 他の保険会社で契約している車も台数に含まれますか?

はい、他の保険会社で契約している車も、条件によっては台数に含められます。
車両の所有・使用状況や契約条件によって異なるため、保険代理店に確認しましょう。

 

Q フリート契約にすると保険料は安くなりますか?

必ずしも安くなるとは限りません。
フリート契約では、契約車両全体の事故実績や保険金の支払い状況などに応じて、保険料の割引・割増が決まります。事故実績が良好であれば割引につながる一方、事故が多い場合などは保険料が上がることもあります。

 

Q 1台が事故を起こすと、他の車の保険料も上がりますか?

フリート契約では、1台の事故が契約車両全体の事故実績に影響し、契約全体の保険料が上がる場合があります。ただし、必ず上がるわけではなく、事故の内容や保険金の支払い状況などによって異なります。ノンフリート契約では、原則として事故を起こした車両の契約に影響します。
 

5. まとめ


法人の自動車保険では、社用車の台数によってフリート契約とノンフリート契約に分かれ、保険料の決まり方や事故による影響も異なります。
 
それぞれの特徴を理解し、自社の状況に合った契約内容になっているか確認することが大切です。
 
社用車の台数や使用状況が変わったら、現在の契約内容が自社の実態に合っているか、保険代理店に相談してみましょう。
 
事故を減らすための取り組みとあわせて、保険の内容を定期的に見直すことも大切です。
 

6. お問い合わせ


株式会社BEAMリスクマネージ

▼本社
〒769-0207 香川県綾歌郡宇多津町浜七番丁93-2
TEL:0877-85-3185(平日 9:00〜16:00)
▼神戸オフィス
〒651-0084 兵庫県神戸市中央区磯辺通1丁目1番18号 カサベラ国際プラザビル707
TEL:050-5805-2402
 
ご相談予約フォームはこちら
https://beam-rm.jp/contact.php
 
※オンラインでのご相談にも対応しています。
フォームは24時間受け付けています。
 
 

LINE公式アカウントはこちら


LINE公式アカウントでは、次のようなご連絡・ご相談を受け付けています。
 
・事故のご報告
・住所変更・車両入替・口座変更などの契約手続き
・写真や書類の送付
・新規の保険に関するご相談

LINE公式アカウントの友だち追加はこちら



受付時間:平日 9:00〜16:00
※受付時間外のご連絡は、翌営業日以降に対応いたします。
 
お気軽にご相談ください。
 

7. 参考資料


・法人保険の見直しで年間100万円削減?中小企業に多い保険料のムダと重複の原因
・「自転車の青切符」企業の賠償・安全管理リスクとは?
・事務所移転で必要な保険の手続き|火災保険・借家人賠償・社用車
 

採用情報|法人向けリスクコンサルタント募集